こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷
糖尿病はいまや、歯周病のリスク因子として歯周疾患の新分類にも反映されるほど、その影響はたしかであることがわかってきました。
糖尿病になると傷の治りが悪くなったり、骨粗鬆症も進行すると言われています。近年では、がんや認知症とも関連するのではないかと言われています。
糖尿病とは、インスリンという血糖値を下げるホルモンの効果が十分ではないことにより、血糖値が上昇した状況がずっと続く(慢性高血糖)場合を指します。
血糖値が高い状態が続いても自覚症状がないために気づきにくいのですが、放置し続けて糖尿病を発症すると、いろいろな合併症が起きてきてしまいます。歯周病もその一つです。現在の医療ではいちど糖尿病を発症するとほぼ完治はできないため、予備軍のうちに注意して進行させないことが大切です。
歯周病も動脈硬化などと同様、糖尿病になると進行が早まり、また歯周病の治療が終了してメインテナンスに入っても再発をきたしやすくなると考えられています。糖尿病のコントロールの指標であるヘモグロビンA1c(HbA1c)がおおむね7%を超えるとそのリスクが高くなると考えられていますので、歯周病のリスク回避という観点からいうとHbA1cを7%以下にコントロールしておくことが肝要です。
ただ、歯周病も一般に急性の痛みを伴わないため、歯周病の程度がつかめません。定期的な歯科受診によって、歯周病の重症度をチェックすることが推奨されます。近年では、医科領域でも糖尿病の管理の一環としての歯周病管理の重要性が浸透してきました。
【紹介】
千葉県出身 3児の父
【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など