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酸蝕症とは

こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷

みなさんは酸蝕症って聞いたことありますか?
今日は酸蝕症についてお話しします。

酸蝕症とは酸によって歯の一層目のエナメル質が溶けてしまう疾患です。
虫歯とは異なり、細菌が原因ではなく酸性の食品や飲み物、胃酸の逆流などが原因です。

エナメル質が溶けることによって歯がしみる症状が現れます。

(原因)

①酸蝕症を引き起こしやすい食べもの、飲み物

・炭酸飲料(コーラ
・柑橘系の食べ物(レモン、グレープフルーツ、オレンジ、梅干しなど)
・ワインやビールのアルコール飲料
・お酢を多く含む食品
酸性度(ph)が低い食品を頻繁に摂取すると歯のエナメル質が溶けやすくなります。

②胃酸の影響

胃酸は強い酸性(ph1.5〜2.0)であり、逆流性食道炎などによって口の中に胃酸があがってくると歯が酸の状態になりやすくなります。

③摂食障害(嘔吐を伴う場合)

酸蝕症の方は食後、すぐに歯を磨くのではなく30〜1時間空けてから歯を磨くのが良いとされています。
酸性の飲食物によって本来かたいエナメル質が一時的に柔らかくなっている状態なので、唾液の働きによって中性に戻った状態で歯を磨くことを推奨します。
歯磨きの際はフッ素入りの歯磨き粉を使うと効果的です。

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