歯科ブログ

なぜ虫歯は自然に治らないのか?

こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷

皆さんは虫歯でなんでほっといても治らないの?と疑問に思ったことはありませんか?
その疑問!ここで解決しましょう💡

まず、虫歯とはなんなのか?

• 原因である口腔内の細菌(ミュータンス菌など)が糖を分解し、酸を出します。それによって歯を溶かしてしまいます😱
歯は基本的に3層構造になっています
• エナメル質(最表面)
• 象牙質(中層)
• 歯髄(神経部分)
なぜ、人体は再生するのに歯は再生しないのでしょうか?🧐
• 骨や皮膚: 細胞が生きていて血流がある → 自己修復可能
• 歯のエナメル質は世界で最も硬い組織である
しかし「無細胞組織」のため=再生能力ゼロなのです!

エナメル質に再生能力がない理由として
• 構造として95%以上が無機質(ハイドロキシアパタイト)で神経や血管が通っていません!
また細胞がいないため、修復の司令塔がいないのです!

• 象牙質は歯髄に近づくと防御反応で「第二象牙質」を作ることがある
• 歯髄は一度感染すると激しい炎症を起こし、最終的に壊死 → 自然治癒は困難になります

虫歯には段階があります🤨

• C0:表面の脱灰(再石灰化可能)
• C1:エナメル質の虫歯(削る必要ある)
• C2:象牙質まで進行
• C3:神経まで到達(激痛・根っこの治療)
• C4:歯の崩壊・抜歯の可能性

このようなことから歯は「自己修復能力」が極めて低いことがわかります。
そのために予防と早期発見が最も重要になります!

歯科衛生士
院長:小林良

【紹介】
千葉県出身 3児の父

【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など

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