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誤嚥性肺炎を防ぐ!高齢者のための口腔ケアのポイント

こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷

誤嚥性肺炎を防ぐ!高齢者のための口腔ケアのポイント

こんにちは。今回は 「誤嚥性肺炎を防ぐための口腔ケア」 についてお話しします。
誤嚥性肺炎は、高齢者にとって命に関わることもある病気ですが、日々の口腔ケアでリスクを大幅に減らすことができます!

誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液が誤って気管に入り、細菌が肺で炎症を起こすことで発症する肺炎です。
特に高齢者は、飲み込む力(嚥下機能)が低下しやすく、リスクが高まります。

また、口腔内に細菌が多いと、その細菌が肺に入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性が高くなります。
そのため、口腔内を清潔に保つことが非常に重要なのです!

誤嚥性肺炎を防ぐための口腔ケア

① 毎日の歯磨きを徹底する

高齢者の口腔内には細菌が増えやすいため、毎食後の歯磨きが重要です。
ポイント:
✔ 柔らかめの歯ブラシを使う
✔ 歯だけでなく、舌や頬の内側、上あごもしっかり磨く
✔ 自分で磨けない場合は、家族や介護者がサポート

② 舌の清掃を行う

舌の表面には多くの細菌が付着しています。専用の舌ブラシを使い、優しくこするようにして舌を清掃しましょう。

③ 入れ歯のケアを忘れずに

入れ歯には細菌が繁殖しやすいため、毎日清掃が必要です。
✔ 夜は外して洗浄剤に浸ける
✔ 入れ歯も歯ブラシで磨く
✔ 部分入れ歯の場合は、金具部分もしっかり洗う

④ 唾液の分泌を促す

唾液には、口内の細菌を洗い流す働きがあります。高齢者は唾液の分泌が減少しがちなので、唾液の分泌を促す工夫をしましょう!
✔ よく噛んで食べる(ガムやするめもおすすめ)
✔ 唾液腺マッサージ(耳の下や顎の下を優しくマッサージ)
✔ 水分をしっかり摂る

⑤ 口腔体操で嚥下機能を維持

誤嚥を防ぐためには、飲み込む力(嚥下機能)を鍛えることも大切です。
おすすめの簡単な体操を紹介します!

✅ あいうえお体操
「あー」「いー」「うー」「えー」「おー」と、大きく口を動かして発声する。

✅ パタカラ体操
「パ・タ・カ・ラ」とゆっくり発音する。
(舌や唇の筋肉を鍛える効果があります!)

まとめ:毎日のケアで誤嚥性肺炎を防ごう!

誤嚥性肺炎は、口腔内の細菌を減らし、嚥下機能を維持することで予防できます。
毎日の歯磨きや舌の清掃、唾液を増やす工夫、口腔体操を取り入れながら、健康な生活を送りましょう!

歯科医院での定期的なチェックもおすすめですので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました!
皆さんの健康づくりに、少しでもお役に立てれば幸いです。

職種:歯科衛生士
院長:小林良

【紹介】
千葉県出身 3児の父

【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など

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