歯科ブログ

医科との連携の重要性

こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷

歯科と医科の連携は、患者の健康を総合的に管理するために非常に重要です。特に、医科と歯科が協力し、患者に対して包括的なケアを提供することを国も推進しています。

例えば、糖尿病や心疾患の患者さんは、歯周病のリスクが高くなることがあります。これらの患者に対しては、歯科医が歯周病を予防・治療するだけでなく、内科医が糖尿病や心疾患の管理を行う必要があります。医科と歯科が連携することで、全体的な健康管理がスムーズに進み、患者のQOL(生活の質)が向上します。

歯科治療中に患者の全身的な健康状態を考慮して、
適切な治療を行うために医科と連携する際の内容もあります。

特に、糖尿病、高血圧、心疾患などの疾患を抱えている患者に対しては、歯科医がこれらの疾患の管理に配慮し、医科と連携して治療を進める必要があります。

例えば、
糖尿病患者の場合、歯周病の治療は血糖値に影響を与えるため、歯科医は医師と連携して治療のタイミングや方法を調整します。
また、高血圧の患者には、歯科治療中の血圧管理が必要です。

3. 連携の重要性

医科と歯科の連携は、以下の点で非常に重要です。

• 患者の健康リスクを軽減

医科と歯科が連携することで、患者が抱えるリスク(例:歯周病が糖尿病や心疾患に与える影響など)に対して早期に対応でき、合併症の予防や健康維持に繋がります。

• 包括的な治療計画

医科と歯科が協力することで、患者に対する治療計画がより包括的になり、全体的な健康状態を考慮した最適な治療が行えます。

• 患者の安心感と満足度向上

医科と歯科が連携して治療を行うことで、患者は自分の健康管理が一貫して行われていると感じ、治療に対する信頼感が高まります。これにより、患者の満足度が向上し、治療の継続や良好な結果に繋がります。

実際の連携例では、

糖尿病患者さんの場合、歯周病が血糖コントロールに悪影響を与えることがあります。この場合、歯科医は歯周病の治療を行い、医科医師は糖尿病の治療を行います。お互いの治療計画を共有し、患者の全体的な健康を管理することで、より効果的な治療が可能になります。

心疾患を持つ患者に対しては、歯科治療中の感染予防や血圧管理が必要です。この場合、歯科医は医師と連携して、患者の全身状態に配慮した治療を行います。

結論

医科と歯科の連携を促進し、患者に対してより質の高い包括的な治療を提供するための仕組みがあります。

これにより、患者の健康状態を全体的に管理することができ、治療効果を最大化することが可能になります。

両者の協力は、患者の健康を守り、治療の質を向上させるために不可欠な要素です。

院長:小林良

【紹介】
千葉県出身 3児の父

【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など

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