◆見えない細菌がいっぱい…毛先が開いていなくても○ヶ月で交換!
毛先が開いていなくても交換すべきタイミングがあります。
それは最低でも、『使い始めてから約1ヶ月経ったとき』です。
歯ブラシは使い続けているうちに、目に見えなくても細菌が繁殖していきます。
3週間も使い続けると、その細菌の数はおよそ100万個にも上るといわれ、なんとトイレの水の80倍に相当します。
そのような歯ブラシを使い続けていれば、せっかくの歯みがきも雑菌をこすりつけているようなもの。
むし歯や歯周病、口臭の原因になってしまうこともありますので、たとえ見た目が綺麗でも、1ヶ月も使ったら交換するのがおすすめです。
◆細菌の繁殖を抑えるためには?
歯ブラシに細菌を繁殖させないコツは、使い終わったらしっかりと乾燥させて、清潔な場所に保管することです。
細菌は水分や湿度が高いと活性化し、周囲の栄養分を取り込んで繁殖します。
そのため、歯ブラシを濡れたまま保管すると、細菌にとっては絶好のすみ家になってしまいます。
また、意外とやってしまいがちなのが歯ブラシのキャップをつけたままにしてしまうこと。
使ったあとにキャップをつけて保管すると、なかなか乾燥せずに湿度の高い状態が続いてしまうので、細菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。
歯ブラシのキャップはしっかり乾燥させたあとに、ポーチなどに入れて持ち運ぶ時に使いましょう。
歯ブラシを保管する際には水分や湿度に気をつけたうえ、置き場となるコップやスタンドを清潔に保つことで細菌が繁殖しにくい環境を作ることができるので、ぜひ実践してみてください。
このように、「正しい使い方」と「保管」ができれば、歯ブラシを長持ちさせることができますが、いつまでも清潔に保つには限界があります。
もしも毛先が開いてしまったり、使い始めて1ヶ月程経ったりしたら、決してそのままにせずにしっかりと歯ブラシを交換しましょう!
【紹介】
千葉県出身 3児の父
【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など