こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷
今回は歯周病とリスクファクターについてお話ししていきます。リスクファクターとは病気の発生や進行の原因となる危険因子のことです。
まず歯周病の原因についてです🪄
歯周病は歯周病菌によって引き起こされるのですが、全ての人が発病するわけではありません
歯周病菌の強さや、それに対する抵抗力によって異なります。プラーク中に存在する歯周病菌は毒素を出して歯茎を攻撃し、炎症を起こします。炎症を起こした歯茎は歯磨き時に出血することがあります。また歯周病菌は空気を嫌うので、歯と歯茎の間に入り込み歯を支えている骨を溶かします🫨
次に、歯周病のリスクファクターとして挙げられるのが喫煙や糖尿病です。これにより歯周病になりやすく、進行しやすくなります。
喫煙
喫煙により体の免疫機能が下がり、歯周病菌に対する抵抗力が弱まります。そしてサイトカインという炎症物質が放出される事で組織が破壊されます。
また、化学物質により歯茎がゴツゴツ厚くなったりメラニン色素沈着が見られたりします。さらにニコチンによる血管収縮で出血しにくくなるため、症状が分かりにくいです。
糖尿病
糖尿病と歯周病は相互に関係しています。糖尿病による高血糖状態が続くと免疫機能が低下して、炎症を起こしやすくなります。炎症によりサイトカインが放出されて歯周病が進行していきます。さらに、サイトカインは血糖値を下げるインスリンの働きを制限してしまうので、糖尿病の発症・進行にも相互に影響を及ぼします。
当院では、歯周病コントロールのための専門的なクリーニングやアドバイスをさせていただいています。歯周病は予防、早期発見が大切になりますので、少しでも気になることがありましたら歯科医院の受診をお勧めします🌟
【紹介】
千葉県出身 3児の父
【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など