管理栄養士

歯周病と栄養の関わりについて

歯周病は、歯ぐきの炎症や歯を支える骨の破壊を引き起こす病気ですが、実は食事や栄養と深く関わっています。
食事の内容によっては、歯ぐきを健康に保つ手助けをしたり、逆に歯周病を悪化させたりすることがあります。
そこで今回は、歯科で働く管理栄養士の視点から、歯周病予防や改善に役立つ食事のポイントをお伝えします

■歯周病と栄養の関係


歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)に含まれる細菌ですが、栄養バランスが悪いと、歯ぐきの免疫力が低下し、炎症が起こりやすくなります。
特に、以下の栄養素が不足すると、歯周病が進行しやすくなるため、意識して摂取することが大切です。

① ビタミンC(コラーゲンの生成・抗酸化作用)

効果:歯ぐきの健康を保ち、出血しやすさを防ぐ
多く含まれる食品:・レモン、オレンジ、キウイなどの果物・ピーマン、ブロッコリー、ほうれん草などの野菜
→食べ方のポイント:熱に弱いため、生で食べるか、スープにして汁ごと摂るのがおすすめ!

② タンパク質(歯ぐきの修復・免疫力向上)

効果: 歯ぐきの細胞を作り、傷ついた組織の修復を助ける
多く含まれる食品:・肉、魚、卵、大豆製品(納豆、豆腐)、乳製品(ヨーグルト、チーズ)
→食べ方のポイント:脂身の少ない赤身肉や魚、大豆製品を選び、バランスよく摂るのがgood!



③ カルシウム(歯や骨を強くする)

効果: 歯を支える骨を強くし、歯周病による骨の破壊を防ぐ
多く含まれる食品:・牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品・小魚(しらす、いわし)、大豆製品、青菜(小松菜、水菜)

→食べ方のポイント:ビタミンD(鮭、きのこ、卵黄)と一緒に摂ると吸収率アップ!


④ オメガ3脂肪酸(抗炎症作用)


効果:歯ぐきの炎症を抑える

多く含まれる食品:・青魚(サバ、イワシ、サンマ)、アマニ油、えごま油

→食べ方のポイント:油は加熱せず、ドレッシングとして使うと栄養を損なわず摂れる。



■歯周病を悪化させる食事に注意!

逆に、歯周病を悪化させる可能性がある食べ物・飲み物もあります。


❌ 避けたいもの

・糖分の多いお菓子やジュース

→プラークのエサになり、炎症を悪化させる


・アルコールやカフェインの過剰摂取

→口の中が乾燥し、細菌が増えやすくなる


・加工食品やジャンクフード

→ 栄養バランスが崩れ、免疫力が低下



■歯周病予防のための食事習慣

1. よく噛んで食べる
→ 繊維質の多い野菜やナッツ類を積極的に!
咀嚼が増えると、唾液が分泌されて細菌の繁殖を防ぐ。


2. 食後は水やお茶を飲む
→ 口の中の汚れを洗い流し、細菌の増殖を抑える。

3. 間食の回数を減らす
→ だらだら食べると、口の中が常に酸性になり、歯ぐきがダメージを受けやすい。

4. バランスの良い食事を心がける
→ 特定の栄養素だけでなく、全体的にバランスよく摂ることが大切。

■まとめ


歯周病の予防や改善には、適切な歯みがきや歯科受診だけでなく、毎日の食事が大きなカギを握ります!
ビタミンC、タンパク質、カルシウム、オメガ3脂肪酸を意識しながら、バランスの良い食事を心がけましょう。

「歯ぐきの健康は、体の健康にも繋がります!!」
今日からできる食事改善で、歯周病を防ぎ、いつまでも丈夫な歯を守りましょう!

職種:管理栄養士
院長:小林良

【紹介】
千葉県出身 3児の父

【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など

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