こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷
酸性とアルカリ性は、物質の「pH」という値で区別される性質です。pHは0から14までの数値で、液体や物質がどれくらい酸っぱいか、苦いかを示します。
酸性
・ 酸っぱいもの。例えば、レモンやお酢。
・ pHという数字で表すと、0から7まで。数字が小さいほど強い酸です。
・ 歯を溶かすので、口の中に酸が多いと虫歯になりやすくなります。
アルカリ性
・ 苦いもの。例えば、重曹や石鹸。
・ pHでは、7から14。数字が大きいほど強いアルカリです。
・ アルカリ性は酸を中和する力がある。例えば胃酸が多すぎるときにアルカリ性の薬(制酸薬)で酸を抑えることがあります。
中性
・ 水は中性で、pHは7です。酸でもアルカリでもないちょうど真ん中です。
体内の各部位には、それぞれ適切なpH範囲があります。これらのpHバランスを維持することが、非常に重要です。
健康や機能に深く関わっており、pHバランスが崩れると健康に影響を及ぼすことがあります。
血液のpH、胃液のpH、尿のpH、皮膚のpH etc…そして口腔内のpH。
口腔内のpHは6.5〜7.5の間で、ほぼ中性。しかし、食事や飲み物によってpHが変動します。pHが酸性に傾くと、歯のエナメル質が侵されやすくなり、虫歯や酸蝕症のリスクが高まります。
酸性に働く食品
肉類、魚、卵、乳製品、穀物、加工食品、砂糖、炭酸飲料、柑橘類、ワイン、酢など。
これらは口腔内のpHを急激に低下させ、この状態が続くと歯が弱くなり、虫歯や酸蝕症になります。
アルカリ性に働く食品
果物、野菜、ナッツ、豆類、チーズなど。
これらは酸性の食事後にpHを元に戻す助けをすることがあります。食事の後にチーズを食べると、口腔内のpHが中性に戻りやすくなるため、虫歯の予防に役立つとされています。。
口腔内のバランスを保つために
・定期的な歯磨き
・唾液の分泌を促す
・酸性飲料の摂取を控える
・適切な食事の組み合わせ
・定期的な歯科検診
などが必要です。
【紹介】
千葉県出身 3児の父
【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など