歯科ブログ

ここまで見える!歯のレントゲン撮影

こんにちは。新江古田こばやし歯科クリニックの歯科衛生士です。

今回は、レントゲン撮影で私たちが「一体どんなことを診ているのか」をご紹介していきたいと思います。

◆見た目よりも実は深い?!むし歯の大きさがよく分かる

むし歯治療は進行具合によって治療方法などが大きく変わるもの。

ほんの小さな黒い点にしか見えないむし歯や、一見何も問題がなさそうに見える歯であっても、実は歯の中でむし歯が大きく広がっていることがあります。
肉眼で直接見ることのできない部分も、レントゲン撮影ならしっかり調べられるので、適切な治療を行うためにとても役立つのです。

他にも、見つけることが難しい歯と歯の間のむし歯や、「かぶせもの」の下にできたむし歯もレントゲンでは見つけることができます。

むし歯の見逃しをなくすことで、早期治療につなげることができるのです。

◆知らない間に溶けている?!歯ぐきの下の「骨」まで見える

歯は、歯ぐきの中の骨に支えられていますが、歯周病が進むとその骨が溶けて歯を支えられなくなり、いずれ歯が抜ける原因に…。

歯周病は自覚症状が少ないためご自身ではなかなか気づくことがありません。

ですが、そんな歯周病も、歯科医院で検査を受けていただければ見つけることができます。

さらに、レントゲン撮影では歯ぐきの中など、目に見えない部分も確認することができます。
歯周病による悪影響がどの程度まで及んでいるかより詳しく把握して、治療に役立てることができるのです。

◆隠れている歯も丸わかり!これから生える歯の状態をチェック!

まだ生えてきていない永久歯がどういった状態かといったことや、歯ぐきの中に隠れた親知らずの有無もレントゲンでチェックできます。

特にお子さまの場合、まだ姿の見えない歯が「どのような向きになっているか」を知ることで、周りの歯に悪い影響を与えないかなどを予測し、今後の治療計画に役立てることができるのです。

◆思いがけず○○を発見…!歯に関係なくてもしっかり確認

歯の治療のために撮影したレントゲンで、患者さん自身に全く自覚がなかった腫瘍などを発見するというケースもあります。
私たち歯科で治療ができないものだとしても、治療に適した外部の医療機関を紹介するなどしっかりと対応させていただきますのでご安心ください。

このように、見た目だけでは分からない情報を細かく伝えてくれるレントゲン。
レントゲンから得られる情報は、正確な診断・治療につながり、治療を早く終わらせることにもつながります。

ご不安なことや、分からないことがあればいつでもお気兼ねなくご相談ください。
これからも皆さんが安心できる治療を心がけていきます!

院長:小林良

【紹介】
千葉県出身 3児の父

【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など

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