歯科ブログ

ラバーダム(ゴムのマスク)を用いた女性歯科医師による小児のむし歯治療

最近はご家族での患者さんが多くいらっしゃいます。
特にお子さんの治療が一段落してから、お父さんお母さんの治療を開始することが多いですね。

質問を受けることが多いので、初診での治療の流れを説明させて頂きます。
当院では小児歯科は小児歯科医である妻が担当しております。

①まず気になっている事を本人やご両親から教えて頂きます
②必要であればレントゲン検査を行い、虫歯の状況を確認します
③痛みを与えないように注意して応急処置を行います
④次回、虫歯の治療スタートです

虫歯治療についてです。

①必要があればシールでの表面麻酔をしてから、通常麻酔を行います
②ラバーダム(ゴムのマスク)を装着します
③虫歯を徹底的にとります
④レジンという歯と似た色調の材料を詰めます
⑤ラバーダム(ゴムのマスク)を外します

レジンという詰めものは非常に繊細に取り扱う必要があり、歯が濡れていたり、お口の中が湿っている状況だと接着が弱くなり外れやすくなります。
また歯科では多くの器具や材料を取り扱います。
ラバーダムは治療する歯以外はマスクで覆います。
急に動いてしまうお子さんにとって、舌やほっぺたを守るため、とても安全に治療を行えます。
また、唾液を排除するので材料が外れにくくなります。以上、安全性や確実性の面から、ラバーダムを装着しての治療を行うことが多いです。

そしてご希望があれば、虫歯治療だけでなく歯ブラシ練習、虫歯の予防処置(シーラントやフッ素塗布)、歯並び相談なども行っております。

当院の小児歯科診療の目標は虫歯のない、きれいで健全な歯並びの育成です。ぜひ一緒に頑張りましょう!!

院長:小林良

【紹介】
千葉県出身 3児の父

【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など

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