歯科ブログ

「お口育て」について

みなさんこんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニック管理栄養士のよへなです!

今回は「お口育て」についてお話しさせていただきます。
みなさんは口育士や口栄士という言葉を聞いたことはありますか?

口育とは「正しい呼吸や飲み込みに導くため、乳児期からのお口育てのサポート」を行い、歯並びやお口ポカーンの予防を行っていきます。

※0歳からお口周りの筋肉の発達をサポートして「噛む」「飲み込む」「呼吸する」といった機能の正常な発達を促し、口の発達不全を防ぐ考えのことです。

口育士は口腔機能を中心に指導していき、口栄士は口腔機能における栄養を中心に指導していきます。

口呼吸になる原因として、
①口周りの筋肉の弱さ
②ベロの筋肉の弱さ 

などがあります。
実はこれらの問題は栄養不足から起きている可能性があります!

例えば、ビタミンDが不足すると

・上あごの成長が遅くなる
・歯の表面のエナメル質が上手く作れなくなる
・矯正治療裕の歯の動きが悪くなる 可能性があります。

☆ビタミンDはカルシウムの代謝を調整し、骨を作る手助けをしてくれます!
 なのでビタミンDが足りてないと上あごの成長が阻害されるという論文も出ています。
☆エナメル質が上手く作れていないことを「エナメル質形成不全」といいます。
 歯が生えてきた時から歯の表面のエナメル質が弱く変色を起こしている状態です。
 この状態だと、とても虫歯になりやすくなってしまいます・・・・

【ビタミンDを上手に摂るポイント】

☆油と一緒に摂ると吸収率が上がります!
 調理方法は、炒める・揚げるといった方法がおススメです♪
☆カルシウムと一緒に摂りましょう! 
 ビタミンDはカルシウムの吸収率を高めてくれるので、一緒に摂るのがおススメです♪

鉄が不足すると
・筋力低下に繋がります
 鉄は酸素を運ぶだけでなく、筋肉内の酸素を受け取るミオグロビンを合成してくれます。
 鉄が不足→全身の筋力が弱くなる→口周りの筋肉・舌の筋肉も弱くなる=口呼吸の原因に繋がる

【鉄を上手に摂るポイント】

☆ビタミンCをプラスして鉄の吸収率UP!
 レモン汁をかけたり、ビタミンCが豊富なブロッコリーやパプリカなどを一緒に摂るのがおススメです♪
☆タンニンを含む飲料の摂取は食後30分は控える
 コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるタンニンは、鉄の吸収を抑えてしまいます。食後30分は控え、水か麦茶がおススメです♪
☆食事からの鉄の摂取が難しい時には
 鉄分を強化した牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、飲料を活用するのもOKです♪

歯科衛生士
院長:小林良

【紹介】
千葉県出身 3児の父

【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など

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