こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷
キシリトールは、主に歯にやさしい甘味料として知られ、果物や野菜、特にベリーやトウモロコシ、カシやブナの木に含まれています。
一般の砂糖と似た甘さですが、低カロリーで血糖値への影響も少ないため、健康志向の食品やダイエット向け製品によく使用されます。
特に、虫歯予防の効果が注目されています。
キシリトールの主な特徴と効果
虫歯予防
キシリトールは口内のpHを調整し、酸を生み出す細菌を抑制する効果があります。
ミュータンス菌は通常、砂糖を分解して酸を作り出し、歯のエナメル質を弱めて虫歯を引き起こします。
しかし、キシリトールはこれらの細菌に分解されず、結果的に酸の発生を防ぎます。
そのため、キシリトールガムやキャンディは、食後に摂取することで虫歯リスクを減らすとされています。
唾液の分泌促進
キシリトールは唾液の分泌を促す作用もあり、口腔内の乾燥を防ぎ、食後の酸性化を防ぐ働きもあります。
唾液は自然な抗菌作用を持ち、歯の再石灰化を促すため、歯の健康を保つ助けとなります。
低カロリー
キシリトールは砂糖の約40%程度のカロリーしかありません。
そのため、糖尿病患者やカロリー制限が必要な人々にとって、砂糖の代替品として使用されることが多いです。
また、血糖値の上昇も穏やかなので、血糖コントロールにも役立ちます。
低GI食品
キシリトールはグリセミックインデックス(GI)が非常に低く、血糖値にほとんど影響を与えないため、血糖値の急激な変動を避けたい人や、糖尿病の方にも適した甘味料です。
!注意点!
キシリトールは人間には安全ですが、犬にとっては非常に有害です。
犬が摂取すると、インスリンの急激な分泌が引き起こされ、低血糖を引き起こすことがあり、最悪の場合、命に関わることがあります。
虫歯予防や健康的な食生活に役立つ一方で、摂取量には注意が必要です。
特にキシリトール入りの製品を犬が誤食しないよう、保管場所には気を付けましょう。
【紹介】
千葉県出身 3児の父
【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など