こんにちは!
新江古田こばやし歯科クリニックです🦷
指しゃぶりはなぜいけないのでしょう?
しゃぶる指の種類やしゃぶり方にもよりますが、指しゃぶりを続けるほど歯並びや噛み合わせに影響が出てきてしまいます。
指しゃぶりによるかみ合わせの異常として次のものが挙げられます。
❶上顎前突:上の前歯が前方にでる
❷開咬:上下の前歯の間に隙間があく
❸片側性交叉合:上下の奥歯が横にずれて中心があわない
指しゃぶりにより上下の歯の間に隙間があいてくると、その隙間に舌を押し込んだり、飲み込むときに舌で歯を強く押し出すような癖が出やすくなります。このような癖を「舌癖」といいます。
舌癖があると話をするときに前歯の隙間に舌が入るため、サ行、夕行、ナ行、ラ行などが舌足らずな発音となることがあります。
前歯が突出してくると、口唇を閉じにくくなり、いつも口を開けている癖がつき、鼻やのどの病気がないのに口呼吸しやすくなってしまいます。
指しゃぶりは2歳半を目安に徐々にやめられるようにするのが望ましいです。
しかし、指しゃぶりは不安や緊張を和らげ、精神的な安定につながると言われているので急に辞めさせるのはよくありません。
2歳を過ぎたら、本人と向き合い歯科衛生士の方からもサポートさせていただきます。
何か夢中になれるようなものができると自然に減ってくるので、周りも焦らずに待つことも必要です。就寝間際の指しゃぶりが最後まで残ることがありますが、安心感を与えるためにも、お母さんやお父さんがしゃぶる側の手をつないで寝てあげたり、好きなキャラクターの靴下を手に履かせてあげるのも効果的です。
本来は指しゃぶりがやめられれば歯列も急速に改善しますが、指しゃぶりでできた開咬の隙間に舌を突っ込んでしまう突出癖になってしまうと開咬は改善しない可能性があるので注意が必要です。
【紹介】
千葉県出身 3児の父
【学会・スタディーグループ】
国際インプラント学会 認定医
日本口腔インプラント学会専修医
日本咬合学会 認定医
日本歯科先端技術研究所認定医
日本歯周病学会
など